カンジダはどのような症状が現れるのか

膣カンジダ症とも呼ばれる病気で、女性にとって最も身近な感染症のひとつ「カンジダ」の症状は、主に陰部のかゆみ・不快感です。
外陰部に激しいかゆみが生じることがほとんどで、人によっては耐えられないほどのかゆみに襲われることもあります。
また、日常生活において患部がショーツに擦れると、さらに不快感が増します。

かゆいからと言って患部をかきむしってしまった場合には、症状が悪化する場合があります。
寝ているあいだなど、無意識のうちにかいてしまう人もいるようです。
また、外陰部以外にも、膣内やお尻にかゆみが生じる場合があります。
かゆみが生じた部分はほのかに赤みを帯び、常に肌に違和感を感じます。
そのため、仕事や勉強に集中できないなどのデメリットがあります。

膣カンジダによる陰部のかゆみは、自浄作用によって自然におさまることがあります。
しかし、かゆみがおさまっても、かきむしってしまったために痛みが残るケースも多いようです。
カンジダは性病と思われがちですが、実は性交渉をしなくてもかかってしまう病気のため、子供でも発症します。
子供の場合、かゆいと感じるとすぐにかきむしってしまうことが多く、その結果カンジダの症状がかなり悪化し、皮膚のただれを引き起こす可能性があります。
皮膚がただれてしまうと、痛みを感じるだけでなく出血してしまう場合があります。

膣カンジダにかかると、おりものの様子に変化が見られる場合もあります。
カンジダの症状が軽いとおりものの変化はわかりにくいのですが、トイレで「なんとなくいつもと違うかもしれない」と気付く女性が多いようです。
一般的なおりものは、湿り気があるクリーム状またはさらさらとした水状ですが、カンジダに感染している場合、ぱさぱさとした酒粕のような見た目に変化します。
人によっては、ヨーグルトのようにどろっとしている場合もあるようです。
いずれにしても、普段とは異なるおりものに変化するということです。

膣カンジダと症状を間違えやすい病気とは

膣カンジダは女性にとってありふれた病気ですが、性病をはじめとする他の病気と症状が似ているため、判断を間違えてしまうことがあります。
カンジダは性交渉なしでも感染し、じめっとした梅雨の時期や生理中などにかかりやすいとされています。

「膣トリコモナス症」は膣カンジダと同じく陰部に赤みを生じ、おりものにも変化が見られる病気です。
膣トリコモナス症の誘因は、ほとんどが性交渉です。
陰部の赤みまたはおりものの質感・においの変化によって気付くことが多いようです。
カンジダとの違いは、主におりものの量です。
膣トリコモナス症になるとおりものの質感が変わるだけでなく、その量が明らかに増えます。
人によっては泡のような見た目になるため、カンジダとの違いは一目瞭然です。
膣トリコモナス症に感染するとおりものの量が増えるため、普段よりも強くにおいを発します。
症状が重いと、うみのような独特のにおいを発することもあります。

「細菌性膣炎」もカンジダと間違えやすい病気ですが、その病因が異なります。
細菌性膣炎は嫌気性菌によって、外陰部や膣内にかゆみをもたらします。
カンジダではないため、酒粕のようになるなど明らかなおりものの変化はあまりありません。
また、おりものの量にもほとんど変化は見られません。
細菌性膣炎は、主に性交渉などで膣内に侵入した菌によってかゆみが引き起こされます。
膣内に爪などによる微細なキズが付いている場合、頻繁に感染します。
人によっては症状がほとんど出ないこともあります。
また、膣の自浄作用によってしだいにかゆみはおさまりますので、感染に気が付かないことも多いようです。
外陰部に赤みを生じることがありますが、一般的にカンジダよりも症状は軽いとされています。