カンジダについて調べているカップル

カンジダは自然治癒する性病?他の性病は?

カンジダに感染したカップルカンジダ(カンジタ)と呼ばれる感染症はもっとも身近な性病と言われるほど罹る人が多いとされていますが、どのようにしたら治るのかと聞かれた時に思い浮かべるのは病院を頼ることかもしれません。
病院で一度は診てもらうことをおすすめしますが、デリケートな部分だけに病院の先生であっても見せることにためらいを感じる方もいることでしょう。
心配な方は病院でカンジタに効くジスロマックやクラビットなどの薬を処方してもらい治療を開始しましょう。

カンジダは菌によって引き起こされますが、実は自然治癒することもあります。
特別意識していない内に治るケースも珍しくはないのですが、もちろん自然治癒しない時もあることは忘れてはいけません。
どのような場合に自然治癒しないのかを知っておくことで、カンジダになった時に適切な対処が行えると思います。

カンジダ(カンジタ)が自然治癒する時、しない時

カンジダ(カンジタ)を引き起こす存在は「カンジダ・アルビカンス」という真菌ですが、悪い侵入物への抵抗力が正常であればこの菌に抵抗することができます。
膣には膣内環境を護るためにデーデルライン桿菌と呼ばれる善玉菌が常在菌として常に存在しています。
デーデルライン桿菌が正常に存在することができていればカンジダ菌に接触したとしても負けることはないとされています。

デーデルライン桿菌

膣内環境を護っているデーデルライン桿菌は善玉菌と言いましたが、善玉菌は乳酸菌の一種であり、抵抗力を支えているものです。
乳酸菌といえば腸内環境を思い浮かべますが、腸内環境が良ければ抵抗力も高まります。
日常的に善玉菌を増やす生活習慣、特に食生活を意識することで抵抗力の低下を予防することが可能です。

ストレス

抵抗力はストレスによっても低下することが明らかになっています。
現代にはさまざまなストレスがあることが指摘されており、対人関係や仕事によるストレスもそうですが、電子機器の画面を見続けることが多い・食事バランスの偏り・運動不足なども身体的なストレスに当てはまります。
自分の意識では気付かないかもしれませんが、身体が不調を感じると精神的にも不調が出やすくなります

どうして精神的に疲労を感じているのか分からないとか、周囲に過敏になってしまうなどの状態が自分自身で確認できる時には、身体にとって良くない生活習慣があるのかもしれません。
便利な世の中になったことは素晴らしいことですが、当たり前のように頼っては健康的には悪影響なこともあります。
健康にとって不要なことを少しずつでも改善していくことで、抵抗力も上昇していくことでしょう。

目の疲れは脳の疲れ

電子機器を見続ける時間が長くなった方は、プライベートでも仕事上の都合でも増加しています。
目の疲れや頭痛、コリなどの不調を感じている方も多いようですが、目を使っているのに目だけでなく頭や肩なども痛くなってしまうのは不思議かもしれません。
頭が痛くなるのは眼球が脳の一部だからであり、肩などが凝るのは筋肉の動作が不足しているからです。

眼球が疲れると脳も疲れ、脳は疲れると正常な指令を出せなくなります。
心身の回復をするための指令も脳から出ているので、脳をちゃんと休めることができないと睡眠が十分でも疲れた感じが残り、その状態が長期的に続くほど抵抗力も低下していきます。
仕事上で目を使うことが多いのであれば、仕事外では目を温めるなどして目と脳を労わることも大切です。

ストレッチ

運動不足は運動をすることで解消することができますが、一日の都合上または気力の問題でわざわざ運動をする時間がとれない方も少なくありません。
そのような場合は、思い出した時にでもストレッチを行うと良いでしょう。
肩を無理せず回したり、前屈と反り返しをゆったりとしたペースで行ったり、深呼吸をするのも良いです。

カンジダ(カンジタ)を自然治癒させるためには

整腸作用のあるヨーグルトカンジダを自然治癒するためには食生活の他でも、抵抗力を低下させないようにする工夫が大事とされています。
抵抗力が正常であれば護りの常在菌が活躍し、カンジダ(カンジタ)が現れた時もいつの間にか治っていたり、軽度で済みます。
自然治癒しない時は抵抗力が低下している状態、若しくは低下し続けている状態かもしれません。
生活習慣を見直して、改善できる部分から改善していきましょう。

抵抗力にはストレスも大きく関係しているので、ストレスを軽減させる工夫や解消させる気持ちも重要と考えられます。
ストレスは避けられるものであれば避けるだけで良いのですが、避けられない場合もあります。
自分で自分を追い詰めるとストレスは悪化を辿る一方なので、冷静かつ柔軟にどうしたら軽減できるのかを考えましょう。

そして、心身のストレスを解消できる趣味を持つことがベストです。
息が軽く上がる程度の適度な運動は、心身的なストレス解消に役立ちます。
カンジダが自然治癒するかしないかには常在菌と抵抗力が関わってくるので、自然治癒したいのであれば抵抗力を低下させないこと・抵抗力を上昇させることを意識して行うと良いです。

カンジダ菌は誰もが持っている常在菌?

ストレスに悩まされる女性膣内環境を護っている常在菌がいると言いましたが、カンジダ菌である「カンジダ・アルビカンス」も常在菌です。
カビの一種で常在菌というのもイメージしづらいかもしれませんが、人間の皮膚・口内・生殖器周辺などにいつも存在しています。
そのため、膣粘膜から検出されることも珍しくはなく、存在が検出されたからといってカンジダになっているとは言えません。

感染時は異常増殖する

感染症として現れる時には、常在菌としての数ではなく、異常増殖を起こしていることが確認されます。
ただの常在菌で存在している分には何の支障もありませんが、異常増殖することで常在菌は感染症を引き起こします
ではなぜ異常増殖してしまうのかというと、身体的な抵抗力が低下して護りの常在菌が不足しているからです。
カンジダ発症の主な原因とは

誰でも発症する可能性がある

護りの常在菌であるデーデルラインには常在菌としての良い性質があります。
カンジダ・アルビカンスの常在菌はたとえ常在菌であっても悪い性質を持っていないとは言えず、少なからずカンジダ・アルビカンスには感染症となる性質があります。
カンジダ・アルビカンスは常在菌として常に身体に存在しているため、抵抗力が低下すれば誰でもなる感染症です。

しかし、抵抗力低下以外にも異常増殖する要因があります。
それは、必要以上にカンジダ・アルビカンスが増えてしまった時です。
抵抗力の低下でも必要以上に増えてしまいますが、性交渉をした相手にカンジダ菌が異常増殖していた時には自分自身にも増殖したカンジダ菌が付着します。
よって、常在菌としての数を超えることになるので、カンジダが引き起こされます。
ここで抵抗力が高ければ自然治癒しやすく、自然治癒までにかかる期間も長くは要さないことでしょう。
抵抗力が正常範囲内であれば軽度で済むことが多く、自然治癒する可能性も考えられます。
抵抗力が低下していた時には重度になることがあり、自然治癒は難しくなります。

抵抗力は一定ではない

抵抗力は一時的に低下することもある上に、特別なことがない限りは上昇させることが可能です。
一時的に低下していた時は、カンジダ(カンジタ)が姿を現しても一時的な低下から正常に回復すると共に治癒してきます。
上昇させることが可能な状態でも長期的に低下状態が続いている時には、なかなか治癒しないかもしれません。
生活習慣やストレスを見直して、改善させていく働き掛けが必要になります。

他の病原菌の影響もうける

カンジダ菌が増殖した時には、さまざまな病原菌への抵抗力が弱くなると言われています。
基本的には容易に抵抗することができる威力の弱い病原菌でも、カンジダ菌が増殖している身体では抵抗しきれないことが起こりやすくなるとされています。
カンジダ(カンジタ)になっている間は痒みなどを感じやすくなりますが、これはカンジダ菌だけが理由ではないこともあります。
もしかしたら、他の病原菌の影響も受けているかもしれないということです。

デリケートゾーンのかゆみや痛みは…

デリケートゾーンは痒みや痛みを感じた時に、すぐに触れたり見たりできるような部位ではありません。
特に、自宅外で仕事や勉強をしている方は日常生活に支障が生じるケースも少なくないようです。
自宅にいることが多くても、自宅外に行く機会がある方も、どちらにしても嫌な感じを覚えると思います。
異常を感じた時点で診てもらうことが勧められますが、部位が部位なのでためらいもあって当然です。

焦る必要はない

自分ではどうにもできないほど大変なことになった時や、日常生活が困難になるほどになった場合は診てもらう方が良いと思いますが、軽度であればまずは様子見で経過観察するのも悪くはありません
常在菌の異常増殖なので、重度にまで至らなければ自然治癒できる可能性も十分に期待できます。
ただ、誰しもが自然治癒できるわけではないことを忘れないようにしましょう。
自然治癒のためには、菌への抵抗力が鍵を握ります。
抵抗力を低下させない工夫をすることで常在菌の異常増殖を防ぐことができ、外部からの菌にも強くなります。
抵抗力を上昇させる工夫をすることで、悪い菌によって引き起こされたカンジダの自然治癒につながります。

カンジダ以外にも自然に治る性病ってあるの?

カンジダが自然治癒することもあることは分かりましたが、他にも自然治癒したケースが確認されている性病があります。
それは、クラミジアです。
クラミジアのことは見聞きしたことがある方は多いとされますが、日本では最も感染者数が多い性病として知られています。
病原菌はクラミジアトラコマティスと呼ばれる菌で、常在菌ではなく、性交渉により感染します。

クラミジアの特徴

クラミジアの症状には、感染しても異常に気付かずに症状が悪化する場合があります。
特に女性の症状には初期の段階で異常を感じにくいとされていますが、治らない尿道の炎症などに発展することがあります。
男性の症状では尿道から膿が出たり、女性の場合はおりものの増加などが見られますが、感染者の内95%の人が4年以内に自然治癒したという報告があります。
その内45%は感染から1年で自然治癒したとされ、悪化すると厄介ですが、自然治癒しやすい弱い病原菌であることも言われています。

クラミジアは治療薬で完治できる

実際のところクラミジアに関しては不明な点が多いとされていますが、抗生物質の投与によって治すことができることも認められています。
上記の報告では抗生物質の投与をした感染者も含まれているかもしれませんが、4年で95%の数値はかなり高いため、自然治癒した人数も少なくないことが考えられます。

油断してはいけないクラミジア

クラミジアはその名がよく知られているわりには謎が多い感染症であるため、決して軽視して良いものではありません。
自然治癒するのかに関しても明確には不明である上に、悪化していく人もいます。
それでも、感染していることに気付かないほど表に現れにくい現実はあります。
自覚しにくいがために感染規模が広がりやすいので、知らない内に相手に病原菌をうつしていることも無くは無いのです。

クラミジアの感染者数

日本だけでもクラミジア感染者は約100万人いるとされています。
この人数は予測であるため、もっと多いことも考えられ、これから増え続ける可能性も否定できないでしょう。
自覚しにくいことや異常が感じられないことから診てもらっていない感染者も多く、何事も無かったかのように悪化もせず過ごしている方もとても多いようです。

クラミジアが悪化する人と悪化しない人、自然治癒する人としない人がいますが、調査報告では自然治癒した割合が多いです。
ただ、その調査報告が弱い病原菌だから大丈夫ということにはつながりません。
クラミジアは謎多き感染症および性病であり、悪化したら尿道が炎症するので不快感が続いて生活に支障をきたすことから、軽視できない感染症です。

性交経験が多い方は検査を

自覚できる異常がないと、性病にはなっていないと思われることもあります。
性病は性交渉を行ったことがある人であれば、どのような人でも罹っている可能性は考えられます。
基本的には自覚できる状態が現れる性病が多いのですが、例えばトリコモナスは女性であればおりものが黄色っぽくなる変化などが出ますが男性は無症状なこともあるので、疑わしくなくても性交渉の経験がある場合は一度は病院で診てもらうことをおすすめします。特にクラミジアやトリコモナスは再発する可能性もある性病です。大切なパートナーがいる方や、性交渉をする機会が多い方は診てもらいましょう。

性行為だけで感染するわけではないカンジダ

カンジダは常在菌の異常増殖で起きることから、性病とは違うという意見もあります。
性病ではなくただの感染症であり、性交渉は一つのきっかけに過ぎないかもしれません。
常在菌であるカンジダ・アルビカンスが病原菌のカンジダは、常在菌ではなく感染で起きるクラミジアと違って性交渉がなくても引き起こされることがあります。
菌をうつされたというよりは一時的に常在菌としての数を超えた量になっている状態です。

カンジダは常在菌に負けないくらいの抵抗力があれば、自然治癒します。
重度になることなく、軽度で治まる可能性も高くなります。
性交渉ではなく常在菌のみでカンジダになることもあるので、カンジダに感染しない悪化させないためには抵抗力が大事であることが分かります。